2014年8月10日日曜日

コプラというもの About Coplas

今回、8月15日にするパフォーマンスで、新しくやろうとしてるのは大きく2種類あって、1つはコプラの演奏、もう1つはロルカの詩の朗読のわけなのですが、さて、コプラとは何なのか?

コブラじゃないですよ、コプラ。蛇じゃないです。

ネットで調べても、ぼんやりと民謡とか民俗歌謡のようなものらしい、としかよく分からない。
書籍では、そもそも何を調べたらいいのかよくわからない。

ともあれ、カルメンさんが、「これやってみようよ」と持ってきた曲をやってみることにしたわけです。



 No Te Mires En El Rio


En Sevilla hay una casa,
y en la casa una ventana
y en la ventana una niña
que las rosas envidiaban.

Por la noche, con la luna,
en el río se miraba,
¡Ay corasón,
que bonita es mi novia!
¡Ay corasón,
asomá a la ventana!


¡Ay! ¡Ay! ¡Ay!
no te mires en el río
¡Ay! ¡Ay! ¡Ay!
que me hases padesé,
porque tengo, niña, selos d'él.
Quiéreme tú.
¡Ay! quiéreme tú bien mío.
Quiéreme tú,
niña de mi corazón.
Matarile, rile, rilerón.


De la Feria de sevilla
él le trajo una alianza,
gargantillas de corales
y unos sarsillos de plata.
Y paresía una reina
asomada a la ventana
¡Ay corasón,
le desía su novio!
¡Ay corasón,
al mirarla tan guapa!


¡Ay! ¡Ay! ¡Ay!
no te mires en el río
¡Ay! ¡Ay! ¡Ay!
que me hases padesé,
porque tengo, niña, selos d'él.
Quiéreme tú.
¡Ay! quiéreme tú bien mío.
Quiéreme tú,
niña de mi corazón.
Matarile, rile, rilerón.


Una noche de verano
cuando la luna asomaba,
vino a buscarla su novio
y no estaba en la ventana.
Que la vió muerta en el río
y que el agua la llevaba
¡Ay corasón,
paresía una rosa!
¡Ay corasón,
una rosa muy blanca!

¡Ay! ¡Ay! ¡Ay!
cómo se la lleva el río
¡Ay! ¡Ay! ¡Ay!
lástima de mi queré,
con rasón tenía selos d'él.
¡Ay, que doló,
que dolor del amor mío
¡Ay, que doló,
mare de mi corasón!
Matarile, rile, rilerón.



「 川面にあなたを映してみてはいけない 」


セビリアに 一軒の家があった
そして家の中には窓が
窓の中には娘が
バラの花もうらやむような娘がいた

月のある夜に
少女は川面に自分を映してみた
ああ 私の心臓よ
わたしのかわいい娘
ああ 私の心臓よ
窓から外をながめて


アイ! アイ! アイ!
川面にあなたを映してみてはいけない
アイ! アイ! アイ!
私は苦しい
なぜなら、娘よ、川に嫉妬してしまうから
愛してくれ
ああ 愛してくれ わたしのいとしいひと
愛してくれ
わたしの心臓よ
マタリーレ、リーレ、リーレロン


セビリアの縁日で
彼は彼女に美しい指輪を買ってきた
それと珊瑚の首輪と、銀のイヤリングも
それで窓辺にいる彼女は
皇女みたいにみえた
ああ わたしの心臓よ 彼は言った
ああ わたしの心臓よ かわいい彼女を眺めるために



アイ! アイ! アイ!
川面にあなたを映してみてはいけない
アイ! アイ! アイ!
私は苦しい
なぜなら、娘よ、川に嫉妬してしまうから
愛してくれ
ああ 愛してくれ わたしのいとしいひと
愛してくれ
わたしの心臓よ
マタリーレ、リーレ、リーレロン


夏のある夜
満月の昇るころ、
彼が、彼女を見にやってくると
彼女は窓の中にはいなかった
彼は彼女が川面に死んで浮かんでいるのを見つけた
流れが彼女を運び去ってゆくのを。
ああ わたしの心臓!
彼女はバラの花のように見えた
ああ わたしの心臓!
真っ白なバラの花!

アイ! アイ! アイ!
川が彼女を運んでゆく
アイ! アイ! アイ!
可哀相に いとしいひと
私が川にに嫉妬したばかりに 
ああ 何て苦しいのか!
何てくるしいのか、いとしいひと
ああ 何て苦しいのか!
ああ何て!
マタリーレ、リーレ、リーレロン

















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何となくオフィーリアを連想させるような、美しい詩だと思います。
娘が理不尽に死んでいるのが美しいです。
メロディーもよいです。

カルメンさんに、「この娘は何歳ぐらいと思うか」、と聞いてみたら、「20~30歳ぐらいじゃないか」、という返事でした。…あれ、もうちっと若いかと思ってたのですが。

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