これもコプラです。「緑の目 Ojos verdes」
Ojos verdes
Apoyá en el quicio de la mancebía,
miraba encenderce la noche de Mayo.
Pasaban los hombres
y yo sonreía,
hasta que en mi puerta paraste el caballo.
Serrana me das candela
y yo te dije gaché.
Ay ven
y tómame mis labios
y yo fuego te daré.
Dejaste el caballo
y lumbre te dí
y fueron dos verdes luceros de Mayo tus ojos pa' mí.
**
Ojos verdes,
verdes como,
la albahaca.
Verdes como el trigo verde
y el verde, verde limón
. Ojos verdes, verdes
con brillo de faca
que se han clavaito en mi corazón
. Pa mí ya no hay soles,
lucero, ni luna,
No hay más que unos ojos que mi vida son.
Ojos verdes, verdes como
la albahaca.
Verdes como el trigo verde
y el verde, verde limón.
Vimos desde el cuarto despertar el día,
y sonar el alba en la torre la vela.
Dejaste mi brazo cuando amanecía
y en mi boca un gusto a menta y canela.
Serrana para un vestido yo te quiero regalar.
Yo te dije está cumplio,
no me tienes que dar ná.
Subiste al caballo
te fuiste de mí,
y nunca otra noche
mas bella de Mayo han vuelto a vivir.
( ** repeat )
緑の目
売春宿の窓から
私は5月の夜の灯りを眺めていた
男達が現れ
そして私は微笑んでいた
けれど、それも彼が馬に乗って扉のところに来るまでだった
「セラナ、私にタバコの火をくれ」
そして私は言った
ああ 来て
私の唇から炎を取って
あなたに炎をあげる
あなたは馬を放して
私はあなたに炎をあげた
そしてあなたの眼は私にはもえさかるような2つの緑のあかりとなった
緑の眼、それは
バジルのような緑
ムギのような緑
ライムのような緑
緑 緑の眼
ナイフのような輝き
私の胸にささっている
わたしにはもう太陽も
ほしあかりも、月もなく
一対の眼よりほか私の人生には何もない
緑の眼、それは
バジルのような緑
ムギのような緑
ライムのような緑
そうして、寝室で夜明けを迎えた
"ロウソクの塔"の夜明けの鐘の音
朝になってあなたは私の腕から離れた
そして唇にはミントの匂いが残った
「セラナ、ドレスを買ってあげよう」
「何もくれなくていい。
とてもよかったから」
馬に乗って、あなたは去った。
そして、こんな美しい5月の夜は2度と来なかった
・セラナはその地方の女性の一般名詞。労働をするたくましい感じのイメージがある。
娼婦の恋がモチーフになってます。
前掲の「No Te Mires En El Rio」 もそうなんですが、ストーリー性が強いです。
最初のシーン、男が馬に乗ったまま、娼婦にタバコの火をつけてもらうところは、
日本で言うと、遊郭の飾り窓で花魁に 語りかける感じなのかなあ、と。
そういう風習があったのかなあ?
この曲も興味深く、また美しいです。
( 譜面は、チャーノス・ドミンゴス氏の演奏を参考にして池田が書き起こしたものです…)
2014年8月11日月曜日
2014年8月10日日曜日
コプラというもの About Coplas
今回、8月15日にするパフォーマンスで、新しくやろうとしてるのは大きく2種類あって、1つはコプラの演奏、もう1つはロルカの詩の朗読のわけなのですが、さて、コプラとは何なのか?
コブラじゃないですよ、コプラ。蛇じゃないです。
ネットで調べても、ぼんやりと民謡とか民俗歌謡のようなものらしい、としかよく分からない。
書籍では、そもそも何を調べたらいいのかよくわからない。
ともあれ、カルメンさんが、「これやってみようよ」と持ってきた曲をやってみることにしたわけです。
No Te Mires En El Rio
En Sevilla hay una casa,
y en la casa una ventana
y en la ventana una niña
que las rosas envidiaban.
Por la noche, con la luna,
en el río se miraba,
¡Ay corasón,
que bonita es mi novia!
¡Ay corasón,
asomá a la ventana!
¡Ay! ¡Ay! ¡Ay!
no te mires en el río
¡Ay! ¡Ay! ¡Ay!
que me hases padesé,
porque tengo, niña, selos d'él.
Quiéreme tú.
¡Ay! quiéreme tú bien mío.
Quiéreme tú,
niña de mi corazón.
Matarile, rile, rilerón.
De la Feria de sevilla
él le trajo una alianza,
gargantillas de corales
y unos sarsillos de plata.
Y paresía una reina
asomada a la ventana
¡Ay corasón,
le desía su novio!
¡Ay corasón,
al mirarla tan guapa!
¡Ay! ¡Ay! ¡Ay!
no te mires en el río
¡Ay! ¡Ay! ¡Ay!
que me hases padesé,
porque tengo, niña, selos d'él.
Quiéreme tú.
¡Ay! quiéreme tú bien mío.
Quiéreme tú,
niña de mi corazón.
Matarile, rile, rilerón.
Una noche de verano
cuando la luna asomaba,
vino a buscarla su novio
y no estaba en la ventana.
Que la vió muerta en el río
y que el agua la llevaba
¡Ay corasón,
paresía una rosa!
¡Ay corasón,
una rosa muy blanca!
¡Ay! ¡Ay! ¡Ay!
cómo se la lleva el río
¡Ay! ¡Ay! ¡Ay!
lástima de mi queré,
con rasón tenía selos d'él.
¡Ay, que doló,
que dolor del amor mío
¡Ay, que doló,
mare de mi corasón!
Matarile, rile, rilerón.
「 川面にあなたを映してみてはいけない 」
セビリアに 一軒の家があった
そして家の中には窓が
窓の中には娘が
バラの花もうらやむような娘がいた
月のある夜に
少女は川面に自分を映してみた
ああ 私の心臓よ
わたしのかわいい娘
ああ 私の心臓よ
窓から外をながめて
アイ! アイ! アイ!
川面にあなたを映してみてはいけない
アイ! アイ! アイ!
私は苦しい
なぜなら、娘よ、川に嫉妬してしまうから
愛してくれ
ああ 愛してくれ わたしのいとしいひと
愛してくれ
わたしの心臓よ
マタリーレ、リーレ、リーレロン
セビリアの縁日で
彼は彼女に美しい指輪を買ってきた
それと珊瑚の首輪と、銀のイヤリングも
それで窓辺にいる彼女は
皇女みたいにみえた
ああ わたしの心臓よ 彼は言った
ああ わたしの心臓よ かわいい彼女を眺めるために
アイ! アイ! アイ!
川面にあなたを映してみてはいけない
アイ! アイ! アイ!
私は苦しい
なぜなら、娘よ、川に嫉妬してしまうから
愛してくれ
ああ 愛してくれ わたしのいとしいひと
愛してくれ
わたしの心臓よ
マタリーレ、リーレ、リーレロン
夏のある夜
満月の昇るころ、
彼が、彼女を見にやってくると
彼女は窓の中にはいなかった
彼は彼女が川面に死んで浮かんでいるのを見つけた
流れが彼女を運び去ってゆくのを。
ああ わたしの心臓!
彼女はバラの花のように見えた
ああ わたしの心臓!
真っ白なバラの花!
アイ! アイ! アイ!
川が彼女を運んでゆく
アイ! アイ! アイ!
可哀相に いとしいひと
私が川にに嫉妬したばかりに
ああ 何て苦しいのか!
何てくるしいのか、いとしいひと
ああ 何て苦しいのか!
ああ何て!
マタリーレ、リーレ、リーレロン
-------------------------------------------------
何となくオフィーリアを連想させるような、美しい詩だと思います。
娘が理不尽に死んでいるのが美しいです。
メロディーもよいです。
カルメンさんに、「この娘は何歳ぐらいと思うか」、と聞いてみたら、「20~30歳ぐらいじゃないか」、という返事でした。…あれ、もうちっと若いかと思ってたのですが。
コブラじゃないですよ、コプラ。蛇じゃないです。
ネットで調べても、ぼんやりと民謡とか民俗歌謡のようなものらしい、としかよく分からない。
書籍では、そもそも何を調べたらいいのかよくわからない。
ともあれ、カルメンさんが、「これやってみようよ」と持ってきた曲をやってみることにしたわけです。
No Te Mires En El Rio
En Sevilla hay una casa,
y en la casa una ventana
y en la ventana una niña
que las rosas envidiaban.
Por la noche, con la luna,
en el río se miraba,
¡Ay corasón,
que bonita es mi novia!
¡Ay corasón,
asomá a la ventana!
¡Ay! ¡Ay! ¡Ay!
no te mires en el río
¡Ay! ¡Ay! ¡Ay!
que me hases padesé,
porque tengo, niña, selos d'él.
Quiéreme tú.
¡Ay! quiéreme tú bien mío.
Quiéreme tú,
niña de mi corazón.
Matarile, rile, rilerón.
De la Feria de sevilla
él le trajo una alianza,
gargantillas de corales
y unos sarsillos de plata.
Y paresía una reina
asomada a la ventana
¡Ay corasón,
le desía su novio!
¡Ay corasón,
al mirarla tan guapa!
¡Ay! ¡Ay! ¡Ay!
no te mires en el río
¡Ay! ¡Ay! ¡Ay!
que me hases padesé,
porque tengo, niña, selos d'él.
Quiéreme tú.
¡Ay! quiéreme tú bien mío.
Quiéreme tú,
niña de mi corazón.
Matarile, rile, rilerón.
Una noche de verano
cuando la luna asomaba,
vino a buscarla su novio
y no estaba en la ventana.
Que la vió muerta en el río
y que el agua la llevaba
¡Ay corasón,
paresía una rosa!
¡Ay corasón,
una rosa muy blanca!
¡Ay! ¡Ay! ¡Ay!
cómo se la lleva el río
¡Ay! ¡Ay! ¡Ay!
lástima de mi queré,
con rasón tenía selos d'él.
¡Ay, que doló,
que dolor del amor mío
¡Ay, que doló,
mare de mi corasón!
Matarile, rile, rilerón.
「 川面にあなたを映してみてはいけない 」
セビリアに 一軒の家があった
そして家の中には窓が
窓の中には娘が
バラの花もうらやむような娘がいた
月のある夜に
少女は川面に自分を映してみた
ああ 私の心臓よ
わたしのかわいい娘
ああ 私の心臓よ
窓から外をながめて
アイ! アイ! アイ!
川面にあなたを映してみてはいけない
アイ! アイ! アイ!
私は苦しい
なぜなら、娘よ、川に嫉妬してしまうから
愛してくれ
ああ 愛してくれ わたしのいとしいひと
愛してくれ
わたしの心臓よ
マタリーレ、リーレ、リーレロン
セビリアの縁日で
彼は彼女に美しい指輪を買ってきた
それと珊瑚の首輪と、銀のイヤリングも
それで窓辺にいる彼女は
皇女みたいにみえた
ああ わたしの心臓よ 彼は言った
ああ わたしの心臓よ かわいい彼女を眺めるために
アイ! アイ! アイ!
川面にあなたを映してみてはいけない
アイ! アイ! アイ!
私は苦しい
なぜなら、娘よ、川に嫉妬してしまうから
愛してくれ
ああ 愛してくれ わたしのいとしいひと
愛してくれ
わたしの心臓よ
マタリーレ、リーレ、リーレロン
夏のある夜
満月の昇るころ、
彼が、彼女を見にやってくると
彼女は窓の中にはいなかった
彼は彼女が川面に死んで浮かんでいるのを見つけた
流れが彼女を運び去ってゆくのを。
ああ わたしの心臓!
彼女はバラの花のように見えた
ああ わたしの心臓!
真っ白なバラの花!
アイ! アイ! アイ!
川が彼女を運んでゆく
アイ! アイ! アイ!
可哀相に いとしいひと
私が川にに嫉妬したばかりに
ああ 何て苦しいのか!
何てくるしいのか、いとしいひと
ああ 何て苦しいのか!
ああ何て!
マタリーレ、リーレ、リーレロン
-------------------------------------------------
何となくオフィーリアを連想させるような、美しい詩だと思います。
娘が理不尽に死んでいるのが美しいです。
メロディーもよいです。
カルメンさんに、「この娘は何歳ぐらいと思うか」、と聞いてみたら、「20~30歳ぐらいじゃないか」、という返事でした。…あれ、もうちっと若いかと思ってたのですが。
2014年8月9日土曜日
久しぶりにパフォーマンスします。
久しぶりのカルメンさんとのパフォーマンスです。
独特のロルカ・スペインワールドをお楽しみあれ!
"Carmen Alvarez
canta y baila Flamenco
En el mundo de Lorca
Acompañada del Piano de Ikeda Ippei"
ガルシア・ロルカのフラメンコ世界へ ~ 歌・ダンス・ピアノ・語りをまじえたパフォーマンス!
歌・踊り・朗読 カルメン・アルバレス
ピアノ・朗読 池田一平
*special guest artist
William Prunkl (cello)
藤澤ばやん (perc.)
羅 威彪 (イラスト)
2014年8月15日(金) 21時より。 (お店は18時より営業してます)
会場:セサモ
京都市中京区河原町三条上ル一筋目東入ル北側
エビス会館B1
075-251-0858
http://
美味しいお酒・お料理とともにぜひお楽しみください。
Charge 2000 円 (飲食代別)
open from 18.00
start performance at 21.00
2013年9月7日土曜日
4人のラバ飼い LOS CUATRO MULEROS について
演奏した曲たちの紹介、その8です。
LOS CUATRO MULEROS
De los cuatro muleros
que van al agua,
el de la mula torda
me roba el alma.
De los cuatro muleros
que van al rio,
el de la mula torda
es mi mario.
De los cuatro muleros
que van al campo,
el de la mula torda,
moreno y alto.
A que buscas la lumbre
la calle arriba,
si de tu cara sale
la brasa viva
Esta lloviendo en el campo,
mamita mia mi amor se moja,
quien fuera un arbolito,
mamita mia lleno de hojas.
4人のラバ飼い
4人のラバ飼いの
水のほうへ行く4人のラバ飼いの
なかの一人、灰色のラバを連れた男が
( ああ、母さん!)
あたしの心を盗んでいった
4人のラバ飼いの
水のほうへ行く4人のラバ飼いの
なかの一人、灰色のラバを連れた男が
あたしの亭主だよ
4人のラバ飼いの
水のほうへ行く4人のラバ飼いの
なかの一人、灰色のラバを連れた男は
黒髪で、背が高いよ
どうしてあなたは灯りを求めて
道を下っているの?
まるで残り火みたいに
生き生きとした顔をしてるのに
雨が村に降っているよ
あの人がぬれてしまう
雨宿りの樹になれればいいのに
葉っぱをいっぱいにしげらせて
---------------------------------------------
ちゃんと読むと、時間と空間がよくわからない感じではあります。
女が、眺めてる男は本当に亭主なのか、女がそう思ってるだけなのか、
昼なのか夜なのか、昼だったり夜だったりするのか。
まあ、詩ですから、あいまいでいいのかもしれませんが。
第5連の詩はロルカさんの楽譜にもCDにも入ってなかったものですが、
カルメンさんが、「私はもっと詩を知ってるわ。」と付け足したものです。
LOS CUATRO MULEROS
De los cuatro muleros
que van al agua,
el de la mula torda
me roba el alma.
De los cuatro muleros
que van al rio,
el de la mula torda
es mi mario.
De los cuatro muleros
que van al campo,
el de la mula torda,
moreno y alto.
A que buscas la lumbre
la calle arriba,
si de tu cara sale
la brasa viva
Esta lloviendo en el campo,
mamita mia mi amor se moja,
quien fuera un arbolito,
mamita mia lleno de hojas.
4人のラバ飼い
4人のラバ飼いの
水のほうへ行く4人のラバ飼いの
なかの一人、灰色のラバを連れた男が
( ああ、母さん!)
あたしの心を盗んでいった
4人のラバ飼いの
水のほうへ行く4人のラバ飼いの
なかの一人、灰色のラバを連れた男が
あたしの亭主だよ
4人のラバ飼いの
水のほうへ行く4人のラバ飼いの
なかの一人、灰色のラバを連れた男は
黒髪で、背が高いよ
どうしてあなたは灯りを求めて
道を下っているの?
まるで残り火みたいに
生き生きとした顔をしてるのに
雨が村に降っているよ
あの人がぬれてしまう
雨宿りの樹になれればいいのに
葉っぱをいっぱいにしげらせて
---------------------------------------------
ちゃんと読むと、時間と空間がよくわからない感じではあります。
女が、眺めてる男は本当に亭主なのか、女がそう思ってるだけなのか、
昼なのか夜なのか、昼だったり夜だったりするのか。
まあ、詩ですから、あいまいでいいのかもしれませんが。
第5連の詩はロルカさんの楽譜にもCDにも入ってなかったものですが、
カルメンさんが、「私はもっと詩を知ってるわ。」と付け足したものです。
2013年9月3日火曜日
セビリアの子守唄 NANA DE SEVILLA について
演奏した曲たちの紹介、その6です。
NANA DE SEVILLA
Este galapaguito
no tiene mare,
a, a, a, a,
lo pario una gitana,
lo echo a la calle,
a, a, a, a,
lo echo a la calle., si,
lo echo a la calle., no,
lo echo a la calle.
a, a, a, a,
Este nino chiquito
no tiene cuna,
a, a, a, a,
su padre es carpintero
y le hara una,
a, a, a, a,
y le hara una,si,
y le hara una,no,
y le hara una,
a, a, a, a,
セビリアの子守唄
このちいさな亀
(*赤ちゃんのこと。スペインの古い言い方)には
母親がいない
ジプシー女がこの子を産んだ
そして道にほったらかしにした
この小さな子には
ゆりかごが無い
彼の父親は大工だから
彼のためにひとつ作るだろう
--------------------------------------------------------
Nanaというのは某漫画のことではもちろんなく、スペインで子守唄のことのようです。
このあいだのライブのとき、この曲と、最後のNana de los Luceros と2曲やる予定のところに、
ゲスト参加のWilliamさんがもうひとつNanaという曲をもってきたので、「ナナばっかり」になるところでした。
まあ、時間の都合でやらなかったのですが…。
ともあれ、たぶんNanaという曲はたくさんあるのだろうと思います。日本に「~の子守唄」というのがいくつもあるように。
ジプシーっぽく、ということでライブではアコーディオンを使って演奏しました。
本当は客席のあいだを練り歩こうと思っていたのですが、段取りがばたばたしすぎてて、すっかり忘れていました。
NANA DE SEVILLA
Este galapaguito
no tiene mare,
a, a, a, a,
lo pario una gitana,
lo echo a la calle,
a, a, a, a,
lo echo a la calle., si,
lo echo a la calle., no,
lo echo a la calle.
a, a, a, a,
Este nino chiquito
no tiene cuna,
a, a, a, a,
su padre es carpintero
y le hara una,
a, a, a, a,
y le hara una,si,
y le hara una,no,
y le hara una,
a, a, a, a,
セビリアの子守唄
このちいさな亀
(*赤ちゃんのこと。スペインの古い言い方)には
母親がいない
ジプシー女がこの子を産んだ
そして道にほったらかしにした
この小さな子には
ゆりかごが無い
彼の父親は大工だから
彼のためにひとつ作るだろう
--------------------------------------------------------
Nanaというのは某漫画のことではもちろんなく、スペインで子守唄のことのようです。
このあいだのライブのとき、この曲と、最後のNana de los Luceros と2曲やる予定のところに、
ゲスト参加のWilliamさんがもうひとつNanaという曲をもってきたので、「ナナばっかり」になるところでした。
まあ、時間の都合でやらなかったのですが…。
ともあれ、たぶんNanaという曲はたくさんあるのだろうと思います。日本に「~の子守唄」というのがいくつもあるように。
ジプシーっぽく、ということでライブではアコーディオンを使って演奏しました。
本当は客席のあいだを練り歩こうと思っていたのですが、段取りがばたばたしすぎてて、すっかり忘れていました。
2013年8月31日土曜日
タララ Tarara について
演奏した曲たちの紹介、その6です。
LA TARARA
La Tarara, si,
la tarara, no,
la Tarara, nina,
que la he visto yo.
Lleva la Tarara
un vestido verde
lleno de volantes
y de cascabeles.
Luce mi Tarara
sus colas de seda
sobre las retamas
y la hierbabuena.
Ay, Tarara loca.
Mueve, la cintura
para los muchachos
de las aceitunas
タララ
ああ、タララ
ああ、タララ
ああ、タララ、かわいい子
わたしは見ていたよ
わたしのタララ
緑色のふりふり
フラメンコドレスで
鈴をいっぱいつけている
わたしのタララ
ポニーテールを輝かせ
エニシダと
ミントの野原にいる
ああ、タララ 狂ったように
腰ふり踊る
オリーブを摘む
少年たちに
--------------------------------------------------
この曲、歌詞は他愛も無い感じなのに、メロディーがなんか暗く悲しげなので、ちょっと戸惑うのです。
最初聞いたとき、ロシアの民謡かと思いました(偏見かなあ)。
下記の楽譜は、私がコードアレンジして簡単に書き換えたものです。
(本番では別のコードアレンジにしたので、実際この進行で演奏してないですが。)
あと、この少女がどれくらいの年齢か、とかも気になります。
最初ほんの子供かと思ってたのですが…、もしかしたら結構色気づいてきている年頃なのか?
そして、この少女の後の悲しい運命を想像するのは…、やっぱり考えすぎですかね。
LA TARARA
La Tarara, si,
la tarara, no,
la Tarara, nina,
que la he visto yo.
Lleva la Tarara
un vestido verde
lleno de volantes
y de cascabeles.
Luce mi Tarara
sus colas de seda
sobre las retamas
y la hierbabuena.
Ay, Tarara loca.
Mueve, la cintura
para los muchachos
de las aceitunas
タララ
ああ、タララ
ああ、タララ
ああ、タララ、かわいい子
わたしは見ていたよ
わたしのタララ
緑色のふりふり
フラメンコドレスで
鈴をいっぱいつけている
わたしのタララ
ポニーテールを輝かせ
エニシダと
ミントの野原にいる
ああ、タララ 狂ったように
腰ふり踊る
オリーブを摘む
少年たちに
--------------------------------------------------
この曲、歌詞は他愛も無い感じなのに、メロディーがなんか暗く悲しげなので、ちょっと戸惑うのです。
最初聞いたとき、ロシアの民謡かと思いました(偏見かなあ)。
下記の楽譜は、私がコードアレンジして簡単に書き換えたものです。
(本番では別のコードアレンジにしたので、実際この進行で演奏してないですが。)
あと、この少女がどれくらいの年齢か、とかも気になります。
最初ほんの子供かと思ってたのですが…、もしかしたら結構色気づいてきている年頃なのか?
そして、この少女の後の悲しい運命を想像するのは…、やっぱり考えすぎですかね。
2013年8月27日火曜日
ちいさな巡礼者たち Los Peregrinitos について
演奏した曲たちの紹介、ええと5つ目かな…。
LOS PEREGRINITOS
Hacia Roma caminan
dos peregrinitos,
a que los case el Papa,mamita,
porque son primos,niña bonita,
porque son primos,niña.
Sombrerito de hule
lleva el mozuelo
y la peregrinita,mamita,
de terciopelo,niña bonita,
de terciopelo,niña.
Al pasar por el puente
de la Victoria,
tropezó la madrina,mamita,
cayó la novia,niña bonita,
cayó la novia,niña.
Han llegado a Palacio,
suben arriba,
y en la sala del Papamamita,
los desaniman,niña bonita,
los desaniman,niña.
Les ha preguntado el Papa
cómo se llaman.
El le dice que Pedromamita,
y ella que Ana,niña bonita,
y ella que Ana,niña.
Le ha preguntado el Papa
que que' edad tienen.
Ella dice que quince,mamita,
y él diecisiete,niña bonita,
y él diecisiete,niña.
Le ha preguntado el Papa
de dónde eran.
Ella dice de Cabra,mamita,
y él de Antequera,niña bonita,
y él de Antequera,niña.
Le ha preguntado el Papa
que si han pecado.
El le dice que un beso,mamita,
que le había dado,niña bonita,
que le había dado,niña.
Y la peregrinita,
que es vergonzosa,
se le ha puesto la cara,mamita,
como una rosa,niña bonita,
como una rosa,niña.
Y ha respondido el Papa
desde su cuarto:
?Quie'n fuera peregrino,mamita,
para otro tanto,niña bonita,
para otro tanto,niña!
Las campanas de Roma
ya repicaron
porque los peregrinos,mamita,
ya se casaron,niña bonita,
ya se casaron,niña.
ちいさな巡礼者たち
ローマへの道を
歩いてゆく2人の巡礼者。
ローマ法王に結婚を許してもらいに
なぜなら彼らはいとこ同士だから
油布の帽子を
若者はかぶっている
ビロードの帽子を
娘はかぶっている
彼らが『勝利の橋』を
渡っているとき
名づけの母親はうろたえ
花嫁は崩折れていた
彼らは宮殿に着いた
階段を上った
そして法王の広間にて
彼らは試された
法王は彼らに
名前を尋ねる
彼はペドロだと言う
彼女はアナだと言う
法王は彼らに
年齢を尋ねる
彼女は15歳だと言う
彼は17歳だと言う
法王は彼らに
どこから来たか尋ねる
彼女はカブラだと言う
彼はアンテケラだと言う
法王は彼らに
罪を犯したかと尋ねる
彼は、彼女にキスをした
と言う
するとちいさな巡礼の娘は
恥ずかしがりやなので
真っ赤になる
バラの花みたいに
そして法王は彼の部屋から
返答をする
「こんな巡礼がいるなんて!
わしも巡礼になりたいよ」
ローマの鐘々は
すでに鳴りはじめている
なぜなら巡礼者たちが
結婚したのだから
-----------------------------------------------------------------
*マミータ、とかボニータ、とかは訳出してません。掛け声のようなものだと思うので。
*題名のPeregrinitosですが、これCDにはPelegrinitosと表記してあって、あとネット上で見つけた譜面の表記もPelegrinitosだったのですが、カルメンさんによるとPeregrinitosが正しいようで、よく分からないです。ただの誤植なのか?、それとも何か由来があってのことなのか?。ちなみに英語でのPilgrimに該当する言葉 Peregrinosの変化形のようです。
-----------------------------------------------------------------
なんだか不思議にもやもやする曲です
何がもやもやするかというと、それはいとこ同士、だからでしょうか。
いとこ婚が社会的にどうか、というのは時代と地域によっていろいろだと思うのですが、さて当時のスペインではどうだったのか。 今のスペインでは、「まあ、あまり普通じゃないわね」とカルメンさんが言ってたので、たぶん日本と同じ感覚なのだろうと思います。
日本でもめったにないですよね。私も個人的には、両親がいとこ同士という人を1人知っているだけです。
そして、いとこ婚を許してもらいに、法王さまの所に行くという。
何というか、そのシチュエーションだけで、イメージは日本から遠く離れて飛んでゆきます。
なんだか、もやもやして、だからこそ面白いと思うのです。
LOS PEREGRINITOS
Hacia Roma caminan
dos peregrinitos,
a que los case el Papa,mamita,
porque son primos,niña bonita,
porque son primos,niña.
Sombrerito de hule
lleva el mozuelo
y la peregrinita,mamita,
de terciopelo,niña bonita,
de terciopelo,niña.
Al pasar por el puente
de la Victoria,
tropezó la madrina,mamita,
cayó la novia,niña bonita,
cayó la novia,niña.
Han llegado a Palacio,
suben arriba,
y en la sala del Papamamita,
los desaniman,niña bonita,
los desaniman,niña.
Les ha preguntado el Papa
cómo se llaman.
El le dice que Pedromamita,
y ella que Ana,niña bonita,
y ella que Ana,niña.
Le ha preguntado el Papa
que que' edad tienen.
Ella dice que quince,mamita,
y él diecisiete,niña bonita,
y él diecisiete,niña.
Le ha preguntado el Papa
de dónde eran.
Ella dice de Cabra,mamita,
y él de Antequera,niña bonita,
y él de Antequera,niña.
Le ha preguntado el Papa
que si han pecado.
El le dice que un beso,mamita,
que le había dado,niña bonita,
que le había dado,niña.
Y la peregrinita,
que es vergonzosa,
se le ha puesto la cara,mamita,
como una rosa,niña bonita,
como una rosa,niña.
Y ha respondido el Papa
desde su cuarto:
?Quie'n fuera peregrino,mamita,
para otro tanto,niña bonita,
para otro tanto,niña!
Las campanas de Roma
ya repicaron
porque los peregrinos,mamita,
ya se casaron,niña bonita,
ya se casaron,niña.
ちいさな巡礼者たち
ローマへの道を
歩いてゆく2人の巡礼者。
ローマ法王に結婚を許してもらいに
なぜなら彼らはいとこ同士だから
油布の帽子を
若者はかぶっている
ビロードの帽子を
娘はかぶっている
彼らが『勝利の橋』を
渡っているとき
名づけの母親はうろたえ
花嫁は崩折れていた
彼らは宮殿に着いた
階段を上った
そして法王の広間にて
彼らは試された
法王は彼らに
名前を尋ねる
彼はペドロだと言う
彼女はアナだと言う
法王は彼らに
年齢を尋ねる
彼女は15歳だと言う
彼は17歳だと言う
法王は彼らに
どこから来たか尋ねる
彼女はカブラだと言う
彼はアンテケラだと言う
法王は彼らに
罪を犯したかと尋ねる
彼は、彼女にキスをした
と言う
するとちいさな巡礼の娘は
恥ずかしがりやなので
真っ赤になる
バラの花みたいに
そして法王は彼の部屋から
返答をする
「こんな巡礼がいるなんて!
わしも巡礼になりたいよ」
ローマの鐘々は
すでに鳴りはじめている
なぜなら巡礼者たちが
結婚したのだから
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*マミータ、とかボニータ、とかは訳出してません。掛け声のようなものだと思うので。
*題名のPeregrinitosですが、これCDにはPelegrinitosと表記してあって、あとネット上で見つけた譜面の表記もPelegrinitosだったのですが、カルメンさんによるとPeregrinitosが正しいようで、よく分からないです。ただの誤植なのか?、それとも何か由来があってのことなのか?。ちなみに英語でのPilgrimに該当する言葉 Peregrinosの変化形のようです。
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なんだか不思議にもやもやする曲です
何がもやもやするかというと、それはいとこ同士、だからでしょうか。
いとこ婚が社会的にどうか、というのは時代と地域によっていろいろだと思うのですが、さて当時のスペインではどうだったのか。 今のスペインでは、「まあ、あまり普通じゃないわね」とカルメンさんが言ってたので、たぶん日本と同じ感覚なのだろうと思います。
日本でもめったにないですよね。私も個人的には、両親がいとこ同士という人を1人知っているだけです。
そして、いとこ婚を許してもらいに、法王さまの所に行くという。
何というか、そのシチュエーションだけで、イメージは日本から遠く離れて飛んでゆきます。
なんだか、もやもやして、だからこそ面白いと思うのです。
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